本物の指導者、中西哲生さん

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昨晩は久しぶりに中西哲生さんと作戦会議。
 
サッカー以外のセクションからの論理の取り込みでまたトレーニング・メソッドが進化していました。
 
何度でも言いますけど、哲生さんのパーソナル・トレーニングは選手からの要請がなければ実現しないものであり、にも関わらず哲生さんがグラウンド代やTR後の食事の席も含めて全て自腹。
 
トレーニングを施せば施すほど大切な時間とお金、エネルギーを失うことになりますが、「日本サッカーのため」という純粋なパッションと「選手(人)のため」になる確かなメソッドを併せ持つ稀有な指導者として粛々と選手と向き合ってくれています。

指導する選手が選手だけに、トレーニングは基本クローズなのですが、昨日の作戦会議で最も驚いたのはJFAの特任理事を務め、理事会に参加していた時に他の理事たちから何度も「どういうトレーニングをやっているの?」と質問されたそうですが、誰一人として実際に見学に来たことがないという事実…。

一度でも哲生さんの選手向けパーソナル・トレーニングを見学すれば「本物の指導者かどうか」の見分けは素人でも可能だと私は思っていますが、指導者養成事業で散々「オープンマインド」を謳う人たちが本当の意味でそれを持っているとは到底思えないのです。

勝手な憶測ですが、もし数年後に哲生さんが今指導している選手が欧州ビッグクラブへと旅立ち、確かな論理に裏打ちされた技術と身体操作術、その背後にある指導メソッドを欧州トップレベルのサッカー関係者が目の当たりにした時には、彼らは必ずや「中西哲生という指導者はどういうトレーニングをしているんだ?」とこぞって見学(勉強)に来ることでしょう。

むしろ、哲生さんという指導者が“世界”に引き抜かれる可能性さえあると思います。

指導者ライセンスを持っているかどうかはもちろん重要ですし、どういう選手やチームを指導してきたかはもちろん大切なのですが、過去の実績や肩書などを取り払ってフラットな姿勢で「本物の指導者かどうか」を見極めようとする人間が特にJFAやJクラブの上層部に増えてこないと日本サッカーはますます欧州、世界のサッカーに遅れを取ることになるでしょう。
プロフィール

Ichiro Ozawa

Author:Ichiro Ozawa
1977年9月、京都府生まれ。
サッカージャーナリスト。
早稲田大学教育学部卒業後、
社会人経験を経て渡西。
バレンシアで5年間活動し、2010年に帰国。日本とスペインで育成年代の指導経験を持ち、指導者目線の戦術・育成論やインタビューを得意とする。多数の媒体に執筆する傍ら、サッカー関連のイベントやラジオ、テレビ番組への出演やラ・リーガ、UEFAチャンピオンズリーグなどの試合解説もこなす。(株)アレナトーレ所属。

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